
こんにちは。
「思いやり婚活」をコンセプトに大阪で結婚相談所を運営している「縁結びの貴縁(きえん)」の代表カウンセラー石田です。
今回は、お見合いや初デートで会話が弾むキーワード「したしきなかに(親しき仲に)」についてお話しします。
このキーワードを頭に入れておくと、相手との会話で話題に困らず、お見合いや初デートで、差し障りなく、相手と楽しく会話をすすめることができます。相手のこともよくわかりますし、自分のことも話しやすい内容なのでおすすめです。
- 『結婚相談所でのお見合いで、何を話していいかわからず、うまくいかない。』
- 『婚活サービスで初デートに誘えたのはいいけど、何を話そうか悩んでいる。』
- 『「したしきなかに」は、聞いたことあるけど、実際にどうやって話を広げていってよいかわからない。』
- 『そもそも、「したしきなかに」って何?婚活を始めるので今後のためにも知っておきたい。』
そんな方にぜひ読んでいただきたい記事です。「しかたしきなかに」をご存知ない方は、目からうろこですよ。
それでは、いってみましょう。
目次
そもそも、「したしきなかに」って?
まずは、「したしきなかに」をご存知ない方のために、どういったキーワードなのかを説明します。
「したしきなかに」は、簡単に言うと、相手との会話を差し障りなく楽しむための話題作りの語呂合わせですね。季節柄の話や最近のニュースなどでアイスブレイクをしたり、相手のことを詳しく知るためや相手に自分のことを知ってもらうための話題作りの手法です。
「したしきなかに」のキーワードには7つの言葉が隠されています。
- し → しゅみ(趣味)
- た → たび・たべもの(旅・食べ物)
- し → しごと(仕事)
- き → きせつ・きこう(季節・気候)
- な → なかま(仲間)
- か → かぞく(家族)
- に → にゅーす(ニュース)
さきほども言いましたが、このキーワードを知っておくだけで、話題に困らず、相手にとっても差し障りがなく会話をすすめることができます。
それでは、「したしきなかに」の使い方について説明しましょう。
「したしきなかに」の使い方
先ほど紹介した7つのキーワードを会話の中で、一つ一つ相手に投げかけて、相手からの応えを掘り下げていきます。そうすることで話が広がり、会話が弾みます。
これから「したしきなかに」の使い方を一つ一つ説明していきますが、お見合いや初デートをする前は、必ず相手のプロフィールをちきんと把握しておきましょう。ある程度、プロフィールで相手の情報を知ったうえで、「したしきなかに」を実行していきます。もちろん、お見合い中や初デート中に相手のプロフィールをスマホなどで確認しながら話すのはNGですからね。
し → しゅみ(趣味)
まずは、「しゅみ(趣味)」から説明していきましょう。
趣味については、おおよその方がプロフィールに趣味や好きなことを書かれていますので、相手に「趣味はなんですか?」と聞かないようにしましょう。実際に、プロフィールに記載がなければ、その質問はOKですが、趣味が記載されているのに、そのような質問をしてしまうと、「この人は、プロフィールをきちんと読んでくれてない。」と印象が悪くなってしまいます。
ですので、会う前に相手のプロフィールで趣味を確認しておくことが必要です。
では、どのように趣味の話を切り込んでいけばいいのか。無難に「○○さんは、●●がお好きなんですよね。」と言ってあげるのがいいですね。もし、相手が趣味の写真をプロフィールにアップしているのであれば、必ずその写真についても触れてあげましょう。
次に、どのようにして相手の趣味の話を掘り下げていけばいいのかということですが、例えば、5W1Hを意識して質問していけばいいでしょう。もし、相手の趣味が「旅行」だとして、5W1Hで質問を掘り下げてみます。











いかがでしょうか。
5W1Hをすべて使う必要はありませんが、5W1Hで掘り下げていくと、会話が続いていきますよね。さらにプロフィールの写真に触れてあげると好印象となります。
ある程度、その話題で質問を続けていくと、今度は相手から同じように質問してくれることが多いです。趣味の話題は、このようにして続けていくと良いでしょう。
た → たび・たべもの(旅・食べ物)
続いて、「たび・食べもの(旅・食べ物)」についてです。
「旅」については、趣味が旅行の方は、趣味の話の中で話している内容なので、あらためて聞く必要はありませんが、プロフィールに「今度、●●へ行く予定です。」などと旅行先の記載がある場合は、そのことについて触れてあげましょう。
プロフィールの中で、特に「旅行」についての記載がない場合は、「最近、旅行とか行かれました?」であったり、「〇〇さんのお気に入りの旅行先ってありますか?」などと聞いてあげるといいですね。
話を深堀りする際は、前段で述べたことを参考にして会話を続けていきましょう。
次に、「食べ物」についてですが、これは、好きな食べ物であったり、嫌いな食べ物であったり、そういった話になりますが、あえてプロフィールに記載されている方は少ないので、単純に「○○さんの好きな食べ物は何ですか?」と聞いてあげてください。相手から返ってきた応えで、話を掘り下げていきますが、自分が作るのか、お店に食べに行っているのかという質問をすると会話が広がっていくでしょう。







いかがでしょうか。
「お店に食べに行かれてるんですよね?」という質問を入れると、そのあとも会話が続きやすいですよね。もし、相手が「お店で食べてます。」という応えであれば、「おすすめのお店とかありますか?」という感じで会話を続けていきましょう。
自分の質問が終わると、今度は相手から「〇〇さんの好きな食べ物はなんですか」と聞かれることが多いので、応えてあげましょう。好きな食べ物の話が終わると、「逆に嫌いな食べ物はありますか?」と会話を続けてみるのもいいですね。
し → しごと(仕事)
次は、「仕事」についてです。
プロフィールに仕事のことを記載されていない方もいらっしゃいますが、保育士や看護師といった専門的な仕事をされている方は、プロフィールの職業欄にはきちんと職業を記載されているので、「お仕事は何をされてますか?」というような直接な言い方はやめましょう。相手が会社員の方であれば、そのような質問のしかたで構いません。
話の持っていき方としては、「〇〇さんは、●●のお仕事をされてるんですよね。」と切り出してあげればOKです。公務員や研究職の方であれば、相手の返事のあとに「どういったお仕事内容なんですか?」と質問を続けましょう。
保育士や看護師など、おおよそ仕事の内容がわかるような職業の方の場合、「〇〇さんは、●●のお仕事をされてるんですよね。」と言ったあとに、気を利かせる言葉から会話を広げていくものいいですね。
保育士さんを例にしてみましょう。







いかがでしょうか。
保育士さんの仕事って、毎日子どもたちのお世話をしながら、保育園のイベントの準備もこなして、事務の仕事もしなければいけないっていう忙しいイメージですよね。そういった姿を想像して、気を利かせる言葉で会話を広げていけば、「この人は、自分の仕事を理解してくれる人!」と思ってもらえる可能性もあります。看護師さんの場合でも「いろんな患者さんがいて毎日大変ですよね。」というような言葉から会話を広げていきましょう。
き → きせつ・きこう(季節・気候)
次は、「季節・気候」についてです。
これは、「安心感」を与えるための場づくりとして活用します。話しやすい雰囲気を出すために言っておいた方がいいでしょう。タイミングとしては、あいさつをして、メニューを注文し終わってからがいいですね。
一つ、例を出してみます。




と言った具合に話せばOKです。
相手の体調を気遣うような言葉をかけてあげましょう。もし、相手から言われた場合は、「大丈夫です。」だけで終わらずに、「お気遣いありがとうございます。〇〇さんは、どうですか?」と聞き返してあげてください。そうすれば、会話も続きますし、相手の印象が良くなります。
な → なかま(仲間)
次は、「仲間」です。
これは、仲の良い友人のことを指しますね。仲の良い友人が、いつの時代からの付き合いだったり、普段どういった遊び方をしているのか、聞いてみるといいでしょう。話の切り出し方としては、「普段お友達と何して遊ばれてますか?」というような言い方がいいですね。
これも一つ、例を出してみます。




いかがでしょうか。このような感じで質問すればOKです。
仲の良い友達のことを聞かれると、つい話したくなる人も多いはず。また、相手が応えたくれた内容を掘り下げて、会話を広げていったり、場合によっては、直接的に質問しにくい内容でも、話の流れで間接的に聞くことができます。
か → かぞく(家族)
次は、「家族」についてですが、ここは少し慎重になる必要があります。
「家族」は、相手にとって一番身近な存在であり、話しやすい内容ではありますが、人それぞれに家庭の事情があるため、「〇〇さんのご家族は、皆さん仲が良いですか?」というような質問はやめておきましょう。「兄弟姉妹」のことを少し掘り下げる程度の質問にとどめておくといいですね。
具体的には、「兄弟はいらっしゃいますか?」というような質問にしておきましょう。プロフィールに家族構成が記載されていることが多いので、そのときは、「〇〇さんは、お兄さんがいらっしゃるんですよね?」というような言い方に変えてください。
それでは、こちらも一つ会話の例を出して、話を掘り下げてみます。







いかがでしょうか。
相手に兄弟姉妹がいるかの確認から話を切り出していき、結婚や子供の有無について話していくと会話がすすんでいきますよね。プロフィールの家族構成欄に兄弟姉妹の記載がない場合は、「一人っ子」の可能性がありますが、その際、「〇〇さんは、一人っ子なんですよね?」であったり、「ご兄弟いらっしゃらないんですか?」とは聞かずに、「ご兄弟はいらっしゃいますか?」という言い方にしてください。
に → にゅーす(ニュース)
最後は、「ニュース」です。
ニュースと言っても、政治経済のニュースではなく、芸能ニュースについての話をしましょう。
芸能ニュースネタなら、基本的になんでも構いませんが、「〇〇が結婚した」という結婚ネタを話に持ち出すのがいいですね。「〇〇さん、結婚しましたね。」といった感じで話を切り出してもらえればOKです。
無理に芸能ニュースを出さなくても構いませんが、もし有名人の芸能ニュースネタがあれば、その話で場の雰囲気をあたためることができるのでおすすめです。余裕があれば、お見合いや初デート前に芸能ニュースをチェックしておきましょう。
ここでも例を一つ出しておきます。





いかがでしょうか。このようにして話をすすめてもらえればOKです。
「ニュース」は、あくまで場の雰囲気をあたためるアイスブレイクネタです。お見合いや初デートは、相手のことを知り、自分のことを知ってもらうための場ですので、盛り上がりすぎずに、あまり話を引っ張らないようにしましょう。
「したしきなかに」を使う順番
以上、ここまで、お見合いや初デートで会話が弾むキーワード「したしきなかに」の使い方についてお話ししてきました。最後は、お見合いや初デートで「しきしきなかに」を使う順番について説明しておきましょう。
- 気候・季節 or ニュース
- 趣味
- 仕事
- 旅・食べ物
- 家族
- 仲間
このような順番で会話をすすめていくとスムーズにお見合いや初デートの会話が流れるでしょう。今回ご紹介した7つのキーワードを一度にすべて使う必要はありませんが、1〜3は、必ず話しておきましょう。時間が余れば、4〜6について話すようにしてくださいね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。